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沖縄県企業局の事業環境について

沖縄県の固有課題

 沖縄本島は南北に細長く地形も急峻なため、河川の流路延長が短く、河床勾配が急であることに加えて、降雨の季節変動が大きいことから、多くの零細な水源に原水を求めざるを得ないという特徴を持っています。併せて、水源が北部で、水の消費地が中南部に集中していることから、長距離の導・送水が必要であり、全国と比較して多くの施設を抱えています。そのため、他府県と比較すると、動力費(電気料金)などの負担が大きくなっています。
 
イラスト:沖縄本島の水道施設(イメージ図)
施設の種類 全国 企業局 比較
管路延長 326.2km 700.5km 2.1倍
ポンプ台数 71台 268台 3.8倍
調整池数 7池 25池 3.6倍
出展:地方公営企業年鑑(R3),水道統計(R2) ※全国値は府県営用水供給事業の平均値
グラフ:給水原価の構成内訳(令和4年度)

物価の高騰

(1)建設工事費 - 建設工事費デフレーター※1の推移グラフ:建設工事費(上・工業用水道)デフレーター
(2)電気料金 -電気料金単価※2の推移グラフ:企業局における電気料金単価
※1:当時の取得価を現在の実勢価格へ補正する際に用いる指標(平成5年度(88.4)を100に割戻し算定)出典:建設工事費デフレーター(国土交通省)
※2:各年度の企業局施設における総電気料金を総使用電力量で除した値

経営状況

 近年の物価高騰等により、給水原価が供給単価より高く、給水に係る費用が、料金収入で賄えていない状況となっています。また、建設改良費や企業債償還などの資本的収支の補てん財源となる内部留保資金が減少しています。
 
単位:円/㎡ R1 R2 R3 R4 R5
給水原価 98.02 96.01 99.60 102.41 105.53
供給単価 102.24 102.24 102.24 102.24 102.24
差額 4.22 6.23 2.64 ▲ 0.17 ▲ 3.29
グラフ:内部留保資金の推移


 
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