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おいしい水とは?

純水のようにミネラル成分などを全く含まない水は味気がなく、おいしいとは感じません。

 水の味は含まれる成分の量とそのバランス、水温などによって微妙に変わります。

 1985年につくられた厚生省(現在の厚生労働省)の「おいしい水研究会」は、おいしい水についての水質要件を発表しました。

 その一部について説明します。

蒸発残留物

 水を沸騰させても蒸発しないようなミネラルなどをいいます。
 量が多いと苦み、渋みなどを感じ、適度に含まれるとまろやかな味がします。

硬度(Ca,Mg)

 硬度が低いとクセが無く、高いとおいしく感じる人もいます。
 また、カルシウムに比べてマグネシウムの多い水は 苦みを感じます。

残留塩素

 水道水中に残留する消毒用の塩素は、水にカルキ臭を与えます。
 わずかな残留塩素はほとんど気になりませんが、濃度が高いと水の風味を隠してしまいます。

水温

 水のおいしさを左右する要因です。10~15度の水は清涼感のあるおいしさを感じさせます。

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