① 沖縄初の水道

      

 沖縄は亜熱帯性の地域で、全国に比べて年間に降る雨の量は多いですが、梅雨や台風の季節に集中することや島に大きな河川がないことなどから飲み水には恵まれない地域でした。そのため、水道ができる以前は、雨水や「村ガー」と呼ばれる井戸や湧き水に頼っていました。

  昭和のはじめ、那覇市で計画給水人口6万人の水道布設計画がスタートしました。この計画により、牧港川などの水源工事、牧港ポンプ場、泊浄水場、導送水管の工事を行い、1933年(昭和8年)に沖縄県で最初の水道が誕生しました。

 しかし、第2次世界大戦がはじまると、1944年(昭和19年)10月10日の大空襲によって水道施設は破壊されてしまい、戦争が終わるまでの約7年間は水道の空白時代が続きました。
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