沖縄県で使われる水は、家庭で使われる量が一番多く、その次に農業や工業の順になっています。
家庭では、朝の歯みがきやせん面から、私たちは1日中水を使っています。特に、多いのがせんたくで、その次におふろやシャワー、3番目に料理や食器あらいなどとなっています。
学校では、手あらい場やトイレなどで、毎日たくさんの水を使っています。また、夏にはプールでも、たくさんの水が必要です。
会社や病院・ホテル・レストランなどでも、学校と同じようにたくさんの水を使っています。特に夏の暑さがきびしい沖縄では、クーラーにも多くの水を使っています。
農業にとっての水は、動植物の命にかかわるだけに、ぜったい欠かせないものです。農家の人たちは、水不足にそなえて、昔から池や用水路、農業用のダムなどをつくってきました。
水不足で苦労してきた沖縄では、クムイとよばれるため池が作られていました。げんざいでは、雨が少なくなると、スプリンクラーなどを利用した水まきも行っています。
水はいろいろな工場でも、たくさん使われています。水を原料にして飲み物やお酒をつくったり、材料や製品をあらったり、機械を冷やしたりする時にも、水はかかせないものになっています。
火力発電所では、ボイラーで高温・高圧のじょう気をつくって電気を起こす時や、機械を冷やすときに大量の水を使っています。サトウキビから砂糖(さとう)をつくる製糖(せいとう)工場でも、大型の機械を冷やすためにたくさんの水が使われています。
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