ご家庭の水道は、十分に管理されていますか?
給水装置や屋上タンクは、みなさまの財産です。
沖縄では、今でも多くのご家庭が屋上タンクを設置しています。
屋上タンクは、管理が不十分な場合、赤さびなどがタンクの底に沈でんしていたりします。また、夏場の強い日差しがタンクを透過した結果、タンクの内部に藻が発生していたりすることが多くあります。さらに、タンクの外から異物が混入する場合もあり、これらは、異臭味などの原因になることがあります。
そのため、タンクを設置しているご家庭においては、少なくとも年に1回は点検や清掃を行い、タンク内を清潔に保つことが大切です。
なお、貯水槽を設置するみなさまへの情報は、以下のリンク先に掲載しています。タンクの管理に関する情報もありますので、併せてご覧ください。
企業局においては、51項目におよぶ水質基準項目のほかに、水質管理目標設定項目30項目と、独自に行う水質検査として各水源の特性に応じた項目を測定しており、安全で良質な「水」づくりに万全を期していきます。また、関係機関への協力依頼等を行い、水源水質保全に努めているところです。
本県は水道水源が乏しく、水質の悪化が懸念されている比謝川、長田川、天願川などの水源についても利用せざるを得ない状況にあります。これらの水源はオゾン・活性炭処理等による高度浄水処理により水質基準を満たしており、安心して飲んでいただけます。
水道水の塩素消毒は水系感染症を防ぐため、病原菌対策として行っており、人の健康に対して影響はありません。また、水道法によって安全を確認できる適正な量を保持するように義務付けられています。
水道水中の塩素は、濃度が高いといわゆるカルキ臭の原因となりますが、空気中への揮散等により減少していく性質を持っているため、濃度が低いと、浄水場から遠い家庭等では、塩素の持つ重要な消毒効果が小さくなる可能性があります。
そのため、企業局では、安全でおいしい水を供給する観点から、各市町村の水道局等と連携を取り、安全を確認できる適正な塩素量が保ちつつ、供給水における塩素の低減に努めています。
何より水の流しっぱなしをやめることです。
たとえば、シャワーを浴びる時に栓はこまめに閉め、シャワー時間を1分短縮すると12リットルの節水になります。洗面・歯磨き時に流しっぱなしをやめると、1回当たり6リットルも節水できます。
流しっぱなしをやめる以外では、必要に応じて水量を絞るのも効果があります。
洗面台や流しの下についている元栓(止水栓)を少し閉めるだけで、特に意識しなくても節水することができます。 ただし閉めすぎないように注意してください。
また、ホームセンターなどで販売されている節水機器を活用するのもおすすめ。ライフスタイルにあったものを上手に利用してください。
水の再利用、雨水の有効活用を心がけましょう。
米のとぎ汁やお風呂の残り湯、クーラーの室外機から出る水を庭木の散水や洗車に使うなど、無理なく出来る範囲で色々考えてみましょう。
他にもこんな見直しを
細かい見直しも年間を通すと意外に大きなもの。洗剤の量を減らすことは生活排水の減少にもつながります。
那覇市在住4人家族の場合
※一人1日当たり225リットル使用
※上下水道料金は那覇市水道料金及び下水道使用料早見表(R5年6月適用)を参考に算出
10%節水すると・・・
2リットルペットボトル約1万6千本分の節約になります。
※1ヶ月の水道料金×12として計算しています。
沖縄本島全体で、年間10%の節水を実施すると…
(22.5リットル*134万人(沖縄県本島人口:R5年11月時点)*365日=11,004,750,000リットル)
年間水使用量が約1,100万立方メートルも節水できます!
(およそ県庁36個分の量!)※県庁の容量を30万立方メートルとした場合
PDFを閲覧・印刷するにはAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerのダウンロードはこちら(別ウィンドウ)から(無償)