国頭村(くにがみそん)の安波(あは)にある、深さ10メートルほどの滝(たき)つぼです。タナガーとはテナガエビ、クムイとは池のことです。テナガエビのたくさんいる池ということですね。周辺のけわしい山中にはめずらしい生き物が多く、1972(昭和47)年には国の天然記念物(てんねんきねんぶつ)に指定されました。
国頭村(くにがみそん)にある比地(ひじ)川は、長さ7.7キロメートルほどで、オクマビーチの南側から東シナ海にそそいでいます。夏でもひんやりとしていて、水遊びや自然観察をするには最高です。高さ15メートルほどの比地大滝(ひじおおたき)は、沖縄で最もきれいな滝のひとつでしょう。遊歩道もできたため、休日には多くの家族連れでにぎわいます。
東村(ひがしそん)の慶佐次(げさし)川の河口(かこう)は、マングローブ林が広がる自然公園となっています。川ぞいにはきれいな遊歩道があるため、すぐそばまで近よって、ヒルギ類やいろいろな生き物の観察を行うことができます。
大宜味村(おおぎみそん)にある平南(へなん)川は、長さが6.1キロメートルほどで、東シナ海にそそいでいます。とちゅうから川に入り、清流の中を歩くと、やがて高さ10メートルほどのター滝(たき)が見えてきます。小鳥の声を聞きながら、ゆっくり歩いても2時間ほどで往復できるため、安全に川の中の生物が観察できるコースだといえます。
名護(なご)市の北にある、長さ12.8キロメートルほどの源河(げんか)川は、リュウキュウアユの産地として知られていました。しかし、1960~70年代に進められた開発工事(かいはつこうじ)で流れ出た赤土(あかつち)により、かつての清流は失われ、1978(昭和53)年を最後に、リュウキュウアユも絶滅(ぜつめつ)してしまいました。
げんざいは、奄美大島(あまみおおしま)産のリュウキュウアユを取りよせ、川にもどそうとする運動が、地いきの人たちを中心に続けられています。
沖縄市とうるま市にまたがり、1996(平成8)年3月に完成した倉敷(くらしき)ダムには、ゆたかな自然が取り入れられています。水と親しみ、自然学習を行える空間として、資料館や多目的広場などがつくられているため、だれもが、楽しみながら自然や水について学ぶことが出来ます。春や秋には、家族連れや遠足で大ぜいの人がおとずれます。
1993(平成5)年、宜野座村(ぎのざそん)に完成した漢那(かんな)ダムには、てん望広場や公園、資料館などがあり、おとずれた人を楽しませてくれます。なかでも、ふれ合い公園には野鳥の観察小屋や小道がつくられているため、バードウオッチングや水辺のこん虫観察に最てきです。下流の広場ではマングローブ林も楽しめます。
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