毎年のように水不足になやまされる沖縄では、一時的に水道を止める断水(だんすい)も、くりかえされてきました。夜間の断水や、一日おきの断水(だんすい)が長い間続き、農作物にひ害を出すこともありました。ここでは、そのひ害の一部をしょうかいします。
1904(明治37)年 | 春から初冬にかけて約8ヵ月雨がふらず、大かんばつとなりました。人々は野山の草木やソテツまで食べて飢(う)えをしのぎました。 |
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1963(昭和38)年 | 72年ぶりという日照りのため、2ヵ月以上にわたって1日おきの断水(だんすい)が続きました。鹿児島県などからは船で水が送られました。また、飛行機を使って人工的に雨をふらそうとしましたが、少しの雨しかふらず、だん水はかい消されませんでした。 |
1971(昭和46)年 | それまでで一番少ない雨量を1~3月に記録しました。つゆにも雨がふらず、台風も近づかなかったことから、1日おきの断水(だんすい)が長い間続きました。 |
1981(昭和56)年7月~ 1982(昭和57)年6月 |
日本記録となる、のべ326日にわたる断水(だんすい)が続きました。 |
1989(平成元)年3月~4月 |
59日間にわたって断水(だんすい)が続きました。 人工的に雨をふらそうとした飛行機 |
1991(平成3)年6月~9月 | 64日間にわたって断水(だんすい)が続きました。 |
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